施設紹介
追分ファーム本場・春日分場
1995年に開場した追分ファームの出発地点で、サラブレッドの命が始まる場所である繁殖厩舎があります。
繁殖牝馬が健康な仔馬を出産できるように、また、産まれた仔馬が順調に成長できるように、繁殖牝馬と当歳馬にとってより良い環境づくりを行っています。当歳馬が産まれてからリリーバレーのイヤリング厩舎へ移動するまでの間、親子での時間を過ごす場所です。
本場
繁殖厩舎 | 102馬房 |
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検疫厩舎 | 24馬房 |
春日
繁殖厩舎 | 26馬房 |
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追分ファーム リリーバレー
「リリーバレー」の名称は、ユリ科の多年草である「鈴蘭」の英名「Lily of the valley」を略したもので、「鈴蘭山」を中心に調教場を建設したことに由来しています。リリーバレーが完成したことにより、生産、中間育成、調教を一貫した管理体制のもとで行うことが出来るようになりました。
■調教施設
調教施設は、坂路コース、周回コースの2種類で、両コースとも屋根付きの全天候型コースです。坂路コースの高低差は36.8mとかなりきつめの勾配となっており、馬場は軽めのウッドチップにしています。一方、周回コースは、外周回コースの砂厚が13cm、内周回コースの砂厚が15cmと深い馬場に設定しています。「スピードを出さずに負荷をかけられる馬場」をテーマに、この深さとしました。
■イヤリング
離乳後から1歳の夏以降に調教厩舎へ移動するまでの中間育成を行います。日々の放牧で基礎体力を養成しながら、スムーズに調教厩舎へバトンタッチできるように、人との信頼関係を築いていきます。
調教厩舎 | 120馬房 |
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イヤリング厩舎 | 88馬房 |
調教施設 | 坂路コース(1,020m、ウッドチップ) 周回コース(外:1,000m・内:600m、ダート) |
山元トレーニングセンター
山元トレーニングセンターは、1992年に社台ファームが宮城県に開場した調教施設です。追分ファームでは2013年から利用を開始しました。
在厩馬は主に美浦トレーニングセンター所属の現役馬で、リフレッシュを図りながら次のレースへ向けての調整を行っています。2歳馬から現役馬まで幅広い年齢層の競走馬を扱っており、一頭一頭の状態に合わせた適切な調教メニューを組んでそれぞれの目標に向かって態勢を整えていきます。また、北海道~本州間で競走馬を輸送する際の長距離輸送の中継地としての役割も担っており、移動に伴う体調管理やストレスケアを行っています。
調教厩舎 | 67馬房 |
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調教施設 | 坂路コース(750m、ポリトラック) 周回コース(1100m、ポリトラック) |