追分ファームの生産・繁殖牝馬と施設紹介、職員採用のサイト。

●スタッフ紹介・高瀬努(2004年入社)繁殖厩舎

■入社

高校時代に学校の馬術部で騎乗経験があり将来は馬の仕事をやりたいと思っていました。高校の馬術部の先生の勧めもあり、迷うことなく生産の現場で働きたいと思い面接を受けました。

■お産

お産シーズンは夜中も関係なく仕事がある場合がありますが、誕生の瞬間に立ち会える喜びはとてもうれしいですね。初めてのお産は何をやっていいのか解らないまま気が付いたら誕生していましたが、回数を重ねる中で先輩の指示や説明を受けて、今ではしっかりとやれるようになってきました。どの馬も生まれてくる瞬間が一番危ない時ですので無事にお産が終わると本当に安心します。

■種付

同時に行われる種付もとても興味深いものです。追分ファームはほとんどの種付を社台スタリオンで行っているので、目の前に有名な種馬が出てくるとその雰囲気に圧倒されます。種馬をたくさん見る機会があるので、最近はこのような馬を生産したいと強く思うようになってきました。

■クラブツアー・セリ #1

お産シーズンも終わるとセリが待っています。多くの調教師の先生や馬主の方が来場され馬を見ていかれるので、その時期は一段と気合が入ります。馬を展示するときに、一番いい状態で見てもらえるように、日頃から人間と一緒に歩く練習をしたり、手入れをすることで体に触ることに慣れさせるように、人間とのコミュニケーションを取れるようにしています。セリ当日の雰囲気も独特なもので、自分の緊張が馬に伝わるので出来るだけ平常心で挑めるようにしっかりと準備をしています。自分がセリ台まで連れて行った馬が売れた時はとにかくうれしいの一言ですね。

■牧場

働き出して最初に感じたのが、場内の景観のよさと放牧地の広大さです。セリのシーズンは特にですが、普段から多くの調教師の先生やクラブの会員様が来場されるので牧場内の美化は徹底されています。働く私たちにとってもきれいな環境で働くことは気持ちのいいものです。また放牧地は1頭1頭の放牧面積を考えて放牧されています。日高で育った私にとっての牧場というもののイメージとは全く違った環境でした。

■これから

私は特に繁殖牝馬に興味があり、入社してすぐに担当させてもらった当歳馬との出会いが私を成長させてくれ、更には今後も頑張ろうと思わせてくれました。その馬も今では現役の競走馬として走っており、自分が試行錯誤しながらその馬に携われた喜びを改めて感じています。これからは、今まで出会った馬たちから学んだことを次に生かして、競馬場を沸かせるような馬の生産に携われたらいいと思います。

●中間育成

■中間育成厩舎

あまり聞きなれない中間育成という言葉ですが私たちの仕事は、当歳の離乳が終わった馬を騎乗練習が始まるまでの間を管理することです。当歳馬は人間で言うと幼稚園生にあたるのでとてもやんちゃな馬たちが入厩してきます。当歳馬といっても体重が200kgを超えており、限度を知らずに放牧地で走り回っているので怪我が絶えません。大けがでない限り自分たちで治療を行うので、日々の馬体チェックは欠かさずに行い、どんなに小さな変化も見逃さないように気を付けています。冬季は日中放牧・夏季は夜間放牧を行い、馬体を成長させます。騎乗を開始する頃には馬体重も400Kgぐらいまで成長しているので1年間の成長をしっかりと実感できます。

■クラブツアー・セリ #2

日頃から多くの会員様や調教師の先生が来場されるので日々の馬の手入れをしっかりと行い、できる限り馬の状態をしっかりと見ていただけるように心がけています。特に私たちの仕事の大イベントとなるのがクラブツアーとセリになります。クラブツアーは事前にカタログ用の写真撮影などがあるため、一番よい状態で撮影できるように放牧時間をコントロールしたりして、その馬本来の馬体の張りや毛艶を良く見せるようにしっかりと管理しています。ツアー当日は毎年多くの会員様が来場され出資馬を検討されるので、少しでも検討の材料になるように、しっかりと馬を立たせ・歩かせることが出来るよう練習を行っています。セリ馬に関してもセリに向けて馬を作ることで厩舎内の団結が生まれ、とてもやりがいのあるものです。セリの会場で「その馬いいね」とお褒めいただいて購買いただけると今までの努力が報われます。

■最後に

あまり目立たない場所になりますが、その馬の成長においてとても重要な時間であることは間違いありません。日々の仕事の積み重ねがクラブツアーやセリで結果として現れることで、今までの仕事を反省したり、やり遂げた喜びを味わえるのが中間育成の醍醐味と言えるでしょう。