スタッフの声
手掛けていた馬が
勝った時の喜びを
厩舎のみんなで
分かち合えるのは、
本当に嬉しいこと
騎乗スタッフ
大井 庸平
2012年(平成24年)入社
テレビの競馬中継を見て馬に乗ってみたいと思ったのがきっかけで、中学3年から乗馬を始めました。乗馬を通して馬の仕事をしたいと考えるようになり、当初はJRAの厩務員を目指していました。しかし、育成牧場での仕事を知り、競走馬を育てるということに興味を惹かれて、競走馬の育成牧場へ就職することを決めました。最初は日高の牧場に就職しましたが、2012年に追分ファームに入社しました。社台グループの牧場なのでスキルアップを目指せると思い、また、出来たばかりの新しい牧場なので、これからどんどん成長していくと思ったからです。新しい牧場で、新しい環境の中で、他のスタッフのやり方も感じながら自分自身の成長へと繋げていきたいという思いがありました。
ブレーキング(馬に人が騎乗できるように教育すること)から競馬場へ送り出すまでの過程を担う調教部門で働いています。
馬にも1頭1頭個性があり、個体差があるため、全ての馬に同じように乗れば良いというわけにはいきません。難しい馬をどう乗ろうか、どうすればうまくいくのかと試行錯誤を繰り返しながら調教を行い、上手くいった時には楽しく、やりがいを感じます。以前シークザフューチャという馬の1歳時の調教に跨っていましたが、その馬が新馬勝ちをした時には、思わず厩舎スタッフと抱き合ってしまうほど嬉しかったです。
レースの大きさに関係なく、未勝利でも重賞でも、手掛けていた馬が勝った時の喜びを厩舎のみんなで分かち合えるのは、本当に嬉しいことです。
牧場近くの町で家族と暮らしています。通勤も楽ですし、新千歳空港まで約30分、札幌までも1時間ほどで行ける距離ですので、生活面でもプライベートでも不自由はありません。
また、会社の福利厚生も充実していますので、結婚して家庭を持っても安心して生活することができます。私には小学生の子どもがいますが、夏休みと冬休みにはまとまった連休を取ることができますので、子どもの休みに合わせて家族で旅行に行くことができます。その他にも、子どもの学校行事に参加したり、急な体調不良で病院に連れていかなければならないときなどもありますが、厩舎の理解やサポート体制がありますので、それが十分にできています。馬という動物と向き合う仕事ですので、勤務時間そのものはどうしても長くなってしまいますが、家族と過ごす時間がしっかり取れていますので、プライベートはとても充実しています。家族と過ごす楽しい時間が、頑張って仕事をするための源になっていますね。
今後は、これまで以上に“勝ち上がり”にこだわって仕事をしていきたいです。
今年、競馬発祥の地であるイギリスに2ヶ月ほど研修で行かせていただきました。現地の方々との交流や騎乗調教、海外の競馬を目の当たりにし、想像以上に多くのことを学ぶことができました。中でも、人も馬も楽しそうにしていたのがとても印象的でした。騎乗技術や競馬、馬に関する知識はもちろん大切ですが、チームで仕事をしているため、厩舎スタッフとのコミュニケーションや職場の働きやすさ、雰囲気なども、強い馬を作るために大事なのだと実感しました。厩舎の雰囲気は、馬自身はもちろん、馬主様や調教師の先生、お客様に伝わってしまうと思いますので、良い雰囲気をつくれるよう心掛けていきたいですね。危険を伴う仕事ですので、スタッフ同士のコミュニケーションを密に取り、馬も人もなるべく怪我をしないように気を付けていきたいです。
イギリスでの研修の活かし、1頭でも多くの馬が勝てるように、勝てる馬を作れるように、自分の騎乗技術や馬の知識の向上はもちろん、後輩への指導やチームワークにも力を入れていきたいと思います。また、追分ファームは社台グループの中でも一番歴史が浅いので、まだまだ認知度が足りません。もっと認知度を上げ、「追分ファーム」の名を轟かせたいと思っています。そのためにも、全頭勝ち上がりを目指し、将来G1レースを勝てるような馬を作れるようになりたいです。
6:00 | 馬をウォーキングマシーンに入れ、馬房掃除。 |
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7:30~ | 調教 |
11:30~14:00 | 昼休み |
14:00 | 手入れ、水冷、治療など |
15:00 | 夕飼いを付ける |
15:30 | 厩舎内の掃除、エサや乾草を倉庫から厩舎へ運ぶ |
17:00 | 水、乾草が足りているかチェックし、終業。 |
※1 当番制で夜飼い(20時)、朝飼い(4時)があります。